100均の部材を使ったマグネットアースシートを自作してみた話
HFで移動運用をしたり,車からOn Airしたりしようとするとアースがどうにも面倒だったりする. そこで簡単にアースが取れるものとしてDIAMONDから下記のような商品が販売されている.
第一電波工業 ダイヤモンド MAT50 7~50MHz帯用マグネットアースシート - Amazon
車体のボディ(スチール)に磁石でくっつけることで,金属板との間で容量結合をさせてアースを取るという代物のようだ. 中身はおそらく金属板とマグネットシートだ. これだけの加工なので2500円かーという印象だが,商品なので仕方がない. ということで,身近にある100均の部材を使って安く自作してみることにした.
100均で調達したのはこの2つ.
マグネットシートと,裏にシールがついているアルミ板.
100均で売っているアルミ板はシールのついているこのタイプのものしか売ってない ようで,今回の用途にはうってつけだった.
作り方はいたって簡単で,まずはマグネットシートの吸着面にアルミ板の剥離紙を剥がして粘着面を出して貼り付ける.
次に余ったマグネットシートをアルミ板の形に切断する.
ここのアルミ板に対してケーブルを伸ばしたいわけであるが,アルミは簡単に半田付け等ができない.
したがって今回は,アルミ板に穴を開け,ハトメと丸型端子を使って導通を取ることを試みた.
アルミ板とマグネットシート共にハトメ具が通るくらいの穴を開ける.
そこにハトメとケーブル圧着済みの丸型端子を通してハトメをカシメる.
カシメるといってもただ適当な丸棒をあてて金槌で打っただけである.
このハトメ具はどうやら真鍮製だったようで,半田付け可能だったので,丸型端子とハトメ具を半田付けした.
これだけで一応アルミ板との導通は確保できていた(テスターで確認)
ハトメのところは接触しているだけなので,回転する.ちょっと微妙な感じがするけど導通はしているようだし,問題があればその時に対策しようと思う.
高周波的にどうなるかは不明だが,使ってみないとわからない.
じつは直近で使う予定もない.作ってみたかっただけである.
ということで,マグネットアースシートは簡単に自作できました.
結合容量を変化させたかったら,単に切断してあげて面積をいじってあげればOK.
吸着力はちょっといまひとつだけど,面積が広いぶんなんとかなりそう.
いつか使う時が来るかな.
References
- 【100均】100円ショップで買った商品をどんどんアップしていきます - Never まとめ
(アルミ板の写真を撮るのを忘れていたので画像を拝借しました) - 第一電波工業 ダイヤモンド MAT50 7~50MHz帯用マグネットアースシート - Amazon