JP7FKFの備忘録

ヒトは,忘れる生き物だから.

3GHzくらいまで使えるダミーロードを自作した話

BARRY TA50-R0-60-2Qっていう終端抵抗が以前秋月で販売されていた.
残念ながら今はもう販売されていない.
60Wと250Wのものがあって,250Wは下記のようなパッケージで販売されていた.
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60Wのほうは結構高周波まで使えて,2.5GHzくらいまでは仕様上行けるようだった.

この60Wのものを真鍮の基板にマイクロストリップ線路とSMAコネクタをつけてダミーロードとしてみた. f:id:jp7fkf:20170815140217j:plain:w400
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なかなかよさげである.

特性はというと,
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(マーカーは測定点を表しているわけではないので注意.マーカーは無視してください)
だいたい3GHzくらいまではS11が概ね-20dB以下になっているようである. -20dB以下というとSWRにしてだいたい1.2〜1.3以下というところだから,十分許容範囲ではないだろうか.

1.5GHz付近のピークでも-19dB程度,3GHzでも-18dB程度でこの場合も,いずれもSWR1.3以下に収まっている. もちろんアマチュアバンドの430MHz帯などでは,-27dBほどあり,SWRで1.09で全く問題ない.

250Wの物も持っているので,これは放熱器をたっぷりつけて大電力用にしてみようと思う. 高周波特性はデータシート的に60Wのものよりも250Wの方が悪くなるが,それは仕方ないことである.
ということで,割と使えそうな代物ができました.簡易測定くらいならこれでいけちゃいそうですね.