JP7FKFの備忘録

ヒトは,忘れる生き物だから.

机の裏の地獄のケーブルを配線ダクトを使って整頓する話

前々からなんとかしないとと思っていたのだが,机の裏の配線類が地獄の形相を呈していた.Mac miniを自宅に導入してからますます配線も増えてしまっていた. f:id:jp7fkf:20210503021954j:plain

机の裏の配線類をなんとかできるものがないものかと色々amazonで調べてみたりしていて,下記のようなものならばたくさん見つかったが,どうやって机の裏にマウントしようとか,机の端から端までカバーできないとか,完全にきれいにできなさそうで導入できずにいた.

しかしなんとかしたいと思っていろいろとみっちり調べてみていたところ,下記のような商品を発見した.たしかにこれこそが私の望んでいたものだった.机の裏の端から端までがカバーできて,マウントもできる.ただし価格がネックだった.

これを見てうーんと考えていたところ,ケーブルをまとめるようなダクトは電気配線等で普通に使われているだろうという想定し,色々と調査してみたところ,「配線ダクト」と呼ばれるものがマッチした. 様々な会社の製品が配線ダクトというワードでヒットする.配電盤や,通信線などの集約をしているところでよく用いられるもののようだ.

amazonだと送料もついてしまってやや割高になってしまっているが,東京・秋葉原の愛三電気さんで同様の製品を扱っており,1本単位から購入できる.

星和電機 カッチングダクトBDR-682 1,830円 カッチングダクト・エスシーロック

愛三電気で手頃な価格で調達できるし,今回はこれを活用して自作してみることにした.

早速仕事終わりに愛三電気に行って調達してきた.今回使うカッチングダクトは60x80の幅と高さのものを採用した.OAタップとかACアダプタとかを入れたくなった時にも対応できるくらいのサイズとしてこれをチョイス.いい感じである. カッチングダクトと言う名の通り,スリットはニッパー等を使って簡単に切断できるようになっていて,自由にケーブルを出せるようになっている.便利. f:id:jp7fkf:20210503022047j:plain

カッチングダクトは図面が公開されていたので,これをもとに自分の机にマウントするためのアダプタを3Dプリンタを使って作る. f:id:jp7fkf:20210503022028j:plain f:id:jp7fkf:20210503022033j:plain f:id:jp7fkf:20210503022038j:plain

いい感じである.

アダプタができたら机にアダプタを付けるために穴あけをして,ネジ止めする. f:id:jp7fkf:20210503040546j:plain

ネジ止めしたアダプタにダクトを載せてみて,位置を見ていく. f:id:jp7fkf:20210503022232j:plain

机との隙間の感じとか,机とダクトの高さ関係や,まわりとの干渉がないかも確認.よさそうである. f:id:jp7fkf:20210503022227j:plain f:id:jp7fkf:20210503022252j:plain

よさそうであればダクトとマウントアダプタをネジ止めして,ごちゃごちゃだったケーブルをダクトの中に収めていく.絡まっているものはほどいて再配線.みるみるきれいになっていく. ケーブルを出す部分はニッパで切断して出してやる. f:id:jp7fkf:20210503022302j:plain

ケーブルをあらかたダクトに入れて整頓し,上のカバーをはめる.ごちゃごちゃだったケーブルがダクト内にまとまって見違えるようにスッキリした. f:id:jp7fkf:20210503022332j:plain

これで見た目もスマートになり,ケーブルも不意に絡まったりもすることなく快適に過ごせそうである.めでたし.