JP7FKFの備忘録

ヒトは,忘れる生き物だから.

おもちゃを分解する子供

おもちゃを分解する子供

もし自分の子供が家のおもちゃや家電を分解する子供ならどうだろう.

私ならルールを決めてどしどし分解させたいと思う. おもちゃや家電を分解したいという欲求は知らないことを知りたいと思う欲求ではないでしょうか. それは,知らないことに対して疑問を持つこと.少しでも知りたいと思うこと. そういう感性というものは,大切にしたいと思う.

ルールを決めると述べたが,ルールというのは例えば次のようなもの.

  • 分解したものは,かならず元に戻す.元の形,元の機能に戻す.
  • 分解する前と分解して再結合したときに,親のチェックを受ける.

とか.簡単なものだ. 1つ目のルールは,分解するにあたって,その分解されるものの機能を失ったりすると,家庭に迷惑がかかるということを説明して学ばせる. また,元の状態に戻すにあたって,どうすれば元に戻せなくならないかを考えさせて学ばせる. つまるところ部品をきちんと管理させてなくさない,順番を覚えたり,書いておいたりさせて,再結合できなくなるリスクを減らすということを学ばせる. そして,「これ以上分解すると元に戻せなくなりそうだ.」と感じたら,そこで諦める(=自分のスキルを認めること)ことを学ばせる. 2つ目のルールはこれらの強制性を上げるような意味合いがある.

ものを分解することで得られることはとても大きいのではないのでしょうか. 分解すること,知りたいと思うことを止めてはいけないと思う. ちゃんと決まりを決めればそれはすごくよい教材になる. そんなことを思っています.

もちろんやっていくうちに元に戻せないものも出てくることと思う. それはそれで,できなかったということをしっかり認めさせて,次はどうすればいいかを考えさせなければならない. 私も小さいころに分解して元に戻せなくなることもしばしばあったものです….