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JP7FKFの備忘録

アマチュア無線(JP7FKF)をやっている.電子工作,機械工作,ものづくりが好き.

Canon MP640のカムをDMM.makeに出品してみた話

ものづくり

以前投稿した,Canon MP640プリンタ給紙機構の修理 - JP7FKFの備忘録という話で,カムを3Dプリントして修理するということをしていた.
その記事を見てくれた方から,同じ症状で壊れてしまっているという報告を受け,なんとか協力できないかと検討してみた.

そこで,私はその方にDMM.makeの3Dプリントサービスを提案してみることにした.
DMM.make モノが作れて世界で売れる。製造・流通を支援

これは,個人でモデリングしたものをDMMが3Dプリントして発送までしてくれるというものである.
さらに,そのモデリングしたものを公開すれば,あらゆる人がネットショッピングのような要領で購入することができる,クリエイターズマーケットというものもある.
このマーケットは,自分で価格を設定することができ,材料費や諸経費を除いたものは出展者の利益となる.
今回,私の作成したカムはこのクリエイターズマーケットにも公開されている.
Canon MP640 給紙トレイカム - DMM.make クリエイターズマーケット

使い方はいたって簡単で,まずはモデリングした3Dモデルをアップロードする.
普通のSTL形式でOKだ.ほかの形式も使えるらしい.
f:id:jp7fkf:20160926003131p:plain
f:id:jp7fkf:20160926003348p:plain

ここで,アップロードしたSTLデータが3Dプリントするうえで問題がないかチェックされる.
チェックの状況はメールで報告されるほか,マイ3Dデータからも参照できる.
たとえば私のカムのモデルはすでにチェックされているが,このようになっている.
f:id:jp7fkf:20160926003510p:plain
修正の必要がある場合は,有料だがデータ修正のサービスもある.
もちろん自分で修正すればOKだが.

あとはこれを公開すれば,みんなが購入できるようになるし,
自分だけで楽しむ場合はこれをDMMで3Dプリントして発送してもらえばよい.
なんと送料は無料だ.

材料も,以下の中から選択可能だ.
 石膏フルカラー
 フルカラープラスチック
 アクリル(Ultra Mode)
 アクリル(Ultra Mode) レッド
 アクリル(Ultra Mode) ピンク
 アクリル(Ultra Mode) ブルー
 アクリル(Ultra Mode) パープル
 アクリル(Ultra Mode) ブラック
 アクリル(Ultra Mode) オレンジ
 アクリル(Ultra Mode) イエロー
 アクリル(Ultra Mode) グリーン
 アクリル(Xtreme Mode)
 ナイロン
 ナイロン レッド
 ナイロン ピンク
 ナイロン ブルー
 ナイロン パープル
 ナイロン ブラック
 ナイロン オレンジ
 ナイロン イエロー
 ナイロン グリーン
 ガラスビーズ強化ナイロン
 シルバー 鏡面
 シルバー 未処理
 シルバー バレル研磨
 シルバー いぶし仕上げ
 シルバー 梨地仕上げ
 シルバー ヘアライン
 真鍮 未処理
 真鍮 鏡面
 真鍮 K24メッキ
 真鍮 K18メッキ
 真鍮 K14メッキ
 真鍮 ピンクゴールドメッキ
 真鍮 ロジウムメッキ
 真鍮 ブラックロジウムメッキ
 真鍮 ガンメタロジウムメッキ
 ゴールド
 プラチナ
 チタン
 クリアアクリル
 ゴムライク(FLX9995)
 ゴムライク(FLX9985)
 ゴムライク(FLX9970)
 ゴムライク(FLX9960)
 ゴムライク(FLX9950)
 ゴムライク(FLX9940)
 ゴムライク(Tango+)
 ゴムライク(RGD8630)
 ABSライク
 ポリカーボネート(PC)
 PC-ABS
 インコネル
 マルエージング
 アルミ
 アルミ(ショットブラスト)
 アルミ(アルマイト
 アルミ(テフロン加工)
 ジュラルミン
 ステンレス SUS304
 ベリリウム
 ガラス

金などでも造形できるのはすごい.
安価なのは石膏やナイロン,ABSだろうか.

ということで,だれでも私がモデリングしたMP640の後トレイのカムを買うことができる.
もしお困りの場合はぜひ利用してもらえるとよいかと思う.

また,このモデルにはちょっと手作業で修正が必要だ.
必要な修正はこの部分.
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ここを
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このように切り取る形で加工をしたい.
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この部分は,カムが抜けないようにするツメのようなものだ.
かぎ状になるように加工をする.
完成品がこんな感じだ.
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最終的にはプリンタに実際はめてみて,うまくハマるかを確かめながら少しずつ削って調整をする.

3Dプリンティングサービスで,修理するパーツもシェアできるいい時代ですね.